以前、私が大浦半島の「舞鶴親海公園」へ行ったとき、海上自衛隊のイージス護衛艦「みょうこう」(全長161m、基準排水量7,250t)が舞鶴湾口を航行するのを、たまたま目にしたことがあります。
因みに「イージス」とは、同時に多数の空中目標を捕捉し、これらを迎撃できる画期的な防空システムを指します。
自衛艦であれ一般船であれ、大きな艦船の航行を間近で見ると、心が躍ります。
大阪湾などでは、自衛艦を見かけることは殆どありません。そこで今日は、自衛艦が停泊している東舞鶴の「自衛隊桟橋」へ行ってみることにします。なお、東舞鶴の界隈は、昨年9月1日のブログで取り上げておりますので、そちらもご覧ください。
天橋立から東へ向かい、宮津市街・由良を通り過ぎ、西舞鶴から国道27号線に沿って、東舞鶴を目指します。東西の舞鶴は、山地で市街が隔てられています。
山地を抜けた国道が、北から東へ向きを変えてまもなく、自衛隊の艦船が停泊する「北吸(きたすい)桟橋」が、左側(北)に見えてきます。
このあたりは、20世紀初頭に完成した軍港(海軍・舞鶴鎮守府)の跡地で、現在は「海上自衛隊・舞鶴基地」となっております。ここでは特に事情のない限り、土日曜・祝日には、近寄って艦船を見ることができるのです。
敷地内へ入ってみましょう。乗ってきた自動車を門内へ進め、自衛官が配置された受付で、住所・氏名等を記しますと、見学許可証が手渡されます。
桟橋には、濃い灰色の大きな艦船群が停泊しており、最初に例の「みょうこう」を見つけました。
日本が保有するイージス護衛艦6隻のうち、「みょうこう」「あたご」の2隻が、舞鶴を母港としています。
その先には、補給艦「ましゅう」(221m、13,500t)が停泊していました。燃料を積載するだけあって巨艦です。岸壁に沿って歩き、「みょうこう」の艦首から「ましゅう」を眺めました。
私が訪れた日は、護衛艦「みねゆき」(130m、2,994t)を、甲板上で見学することができました。僚艦「あぶくま」と2列に並んで停泊しています。まず「あぶくま」に架けられた通路を上り、甲板を横切って「みねゆき」へ移りました。
艦上には対艦・対空ミサイルや、対潜魚雷の発射装置などが配備されていました。日頃見慣れないだけに、驚きの連続です。次の写真は、前方の速射砲の傍らから、艦首方向を撮ったものです。
その後、甲板を艦尾へ回ってから、岸壁へ降りました。普段見られない自衛艦に接することができて、多少興奮してしまいました。
〔注〕 海上自衛隊(舞鶴地方隊)のホームページを検索し、この7月20日までの見学予定を見てみますと、7月4〜5日を除く土日曜・祝日(9〜16時)は、指定された護衛艦の甲板に上がって見学することができるようです。
2009.06.21 Sunday
舞鶴・自衛隊桟橋