細川ガラシャ夫人が幽閉されていた味土野(みどの)から、碇(いかり)高原への山間部の道を、以前ご案内したことがあります(昨年10月13日のブログ)。
今日は、その碇高原にある牧場を訪ねてみましょう。
碇高原は丹後半島北部に広がる、標高400mのなだらかな高原です。ここへは、南西の野間(のま)からも、東の筒川(つつかわ)からも、北の海岸からも、それぞれ車道を通って行くことができます。
初夏の牧場はご覧のとおり、明るい緑の絨毯を敷き詰めたようです。
牧場の面積は88ヘクタールもあり、京都府畜産技術センターによって営まれています。場内には遊歩道が設けられ、羊・ヤギ・ポニー・ウサギなどと、間近に親しむことができます。
私が行ったときも、ヤギの親子が目の前を悠々と歩いていました。
左奥には、青い日本海が見えています。
丹後半島の山中とは思えない、広々とした牧場でしょう? 私はここが大好きで、季節ごとに何度も訪れています。
羊やヤギが草を食むのを見ていると、心が癒されますね。
場内の一角には小さな厩舎があり、ポニーが外へ出ていました。
また敷地内ではステーキハウスが営業しており、雄大な景色を眺めながら、ゆったりと食事を楽しむこともできます。
この牧場は、天橋立・伊根・間人(たいざ)などの観光地からは幾分離れていますが、途中の景色も美しく、時間を割いて訪れる価値は充分にあると思います。
2009.06.07 Sunday
碇高原牧場