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2008.07.28 Monday

金引の滝祭り

 昨夜、宮津市街の西にある「金引の滝」(かなびきのたき)の祭りへ行ってきました。

 実は昨年も祭りがあるのは聞いていたのですが、用事が重なり行けなかったのです。数日後に滝だけでも見ようと思い、現地へ寄ってみましたら、落差40m、幅20mもある大きな滝でした。京都府下で唯一「日本の滝百選」に選ばれているだけあって、堂々とした滝で、水量も豊かでした。
金引の滝
 宮津市街の近くに、このような大滝があるのに驚きました。そのときは周囲には誰ひとりおらず、滝の音だけが木々の間にこだまし、数日前の祭りの舞台がまだ残っていました。以来、次回こそは行ってみようと考えていたのです。

 夜7時から祭りが始まるので、滝への薄暗い坂道を登ります。路傍には灯がともされていました。
滝への坂道

 祭りは、滝の不動尊の火を巫女さんが松明(たいまつ)に移すところから始まります。次に巫女舞が行われました。滝の水が青白く光り、幻想的な雰囲気です。
 そして「渡リ来ル風コンサート」が続き、篠笛やキーボードの音が心地よく響きます。このような雰囲気で音楽を聴くのも清々しいものです。
渡リ来ル風コンサート

 いつの間にか8時半になっており、次の予定もありましたので、帰途に就くことにしました。コンサートの後は大護摩法要があるそうです。

 宮津や丹後では夏の間、灯篭流しや花火大会など、情緒溢れる催物が目白押しです。日本の夏は、このようなところでこそ味わえるのではないでしょうか。

Author : 天橋立ホテル | 夏の丹後 |