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2009.07.04 Saturday

世屋高原の夏

 7月に入り、野山の緑がますます濃くなりましたね。今日は、宮津市北部に広がる世屋(せや)高原を訪ねます。
 これまでもこの高原については、秋の風情(昨年10月7日)、雪景色(今年2月7日)、一本桜(4月5日)を、それぞれご紹介してきましたが、今回は緑滴る夏の様子を見ていただこうと思います。

 天橋立から高原へは、国道178号線を宮津湾に沿って日置(ひおき)まで行き、そこから京都府道75号線を上るのが一般的です。しかし今日は、その分岐を少し通り過ぎたところにある「丹後 海と星の見える丘公園」へ、まず寄ってみましょう。
 この公園は自然との共生を学ぶ目的で造られ、セミナーハウスや十穀田が設けられており、ゲストハウス(宿泊施設)もあります。園内の一角からは、宮津湾を一望できました。
海と星の見える丘公園

 公園を後にして、世屋高原への道に戻ります。府道へ入り、下世屋(しもせや)集落を過ぎたあたりから、周囲に棚田が見えてきます。高原だからか品種が違うのか、稲の生育が低地よりも幾分遅いような気がしました。
世屋の棚田

 細く曲がりくねった道を走り、上世屋(かみせや)集落に着きました。
上世屋集落
 以前ご案内しました秋や冬の色彩とは随分異なり、緑一色の清々しい風景でしょう?

 奥にある「家族旅行村」や木子(きご)集落へ向けて、車道は更に高度を上げていきます。
 路傍に車を停め、上世屋集落を見下ろしますと、茂った草木が風になびき、一層涼しさを感じました。
集落を見下ろす

Author : 天橋立ホテル | 夏の丹後 |