今日は、丹後の各地に咲く紫陽花(あじさい)をご案内します。
この花は梅雨に咲く印象が強いせいか、最も雨が似合う花と思われています。但し今のところ雨が少なく、心なしか紫陽花も元気がないように見えますね。
都会でも公園や民家の庭に多く植えられている紫陽花ですが、私は丹後各地をドライブしていて、田園風景の中で見るこの花が、とても美しいのに気づきました。
これらは、与謝野町香河(かご)地区−加悦谷(かやだに)東部−の路傍に咲く紫陽花を撮ったものです。日に日に育つ稲や、色濃くなる山林を背景に、薄い赤や青の花が綺麗でしょう?
加悦谷の南西部には、「上司谷(じょうしたに)公園」という紫陽花の名所があります。川沿いに数多くの紫陽花が、競うように花を咲かせています。
また舞鶴の大浦半島中部には、これまでに幾度かご紹介しました「舞鶴自然文化園」があって、15ヘクタール余りの広大な公園の一角に、なんと5万本の紫陽花が植えられています。それが一斉に咲きそろう様子は、見事としか言いようがありません。
これらを無料で観賞することができるのです。
京都や奈良の寺社庭園で見る紫陽花は大層美しいですが、丹後各地の紫陽花にも、すばらしい趣があることを再認識しました。
2009.06.28 Sunday
丹後の紫陽花