前回のブログで、丹後では紅葉(もみじ)をそんなに見かけないと書きました。しかし勿論、見事な紅葉がないわけではありません。
昨秋、私はすてきな紅葉を幾つか見つけました。今日は、宮津市街の秋を訪ねてみましょう。
最初は、当ホテルから天橋立ビューランドへ行く途中で見かけた大きな楓の木です。葉全体が輝くような黄色に染まっていました。
また、私が北近畿タンゴ鉄道に乗って車窓を眺めていると、如願寺川を渡るときに偶然、鮮やかな紅葉を目にしました。列車を降りた後、改めて現地へ行って撮ったのが、次の写真です。
川を渡ったところにあるのが「如願寺」(にょがんじ)で、1024年開創の古刹です。江戸時代初期(17世紀後半)に建立された本堂・仁王門が、京都府指定文化財となっております。
如願寺の北に、「山王宮日吉(さんのうぐう ひよし)神社」が隣接しています。同社の例祭が「宮津祭」であることは、8月23日のブログでもご紹介しました。
この境内で山茶花(さざんか)の巨木が、無数の淡いピンクの花を咲かせていました。樹高9m、枝張り10mと言われ、宮津市指定天然記念物となっています。
周囲には紅葉も散見され、宮津の秋の彩りを満喫することができます。
〔注〕 これらの見頃は、今年は来週あたりになりそうです。
2008.11.15 Saturday
宮津の錦秋