京都府北部の舞鶴市・宮津市・与謝野町・伊根町・京丹後市を、「丹後地方」と一般に呼んでいます。この地域は、古の律令制下では「丹後国」(たんごのくに)でした。
天橋立は、この丹後地方のほぼ中央にあります。ここから自動車で出発しますと、域内の至るところへ、概ね1時間半以内で行くことができます。
私は時間を見つけては、丹後地方のあちらこちらを巡っています。今日は、天橋立の北にある丹後半島の典型的な海浜風景を、幾つかご紹介します。
丹後半島は日本海に突き出した大きな半島で、まず写真のような荒々しい磯浜があります。
また、海岸線のすぐ傍まで耕されている田畑もあります。稲の緑は美しい色ですね。
そして穏やかな砂浜が、青い海や空を背景に目の前に広がります。以前にもブログで触れましたが、丹後半島の砂浜の殆どは、白い砂が続いています。これが海の色を明るくコバルトブルーに輝かせる、大きな要素だと思います。
白砂の浜辺に佇めば、こんなに澄んだ海水が寄せてくるのです。近畿地方の北にこのような海があるのを、私も丹後へ来て改めて知りました。
他にも、入江に隠れるように漁港が点在し、それを囲むように集落が営まれています。
観光地を巡るだけでなく、ありのままの丹後を見て回れば、それだけでゆったりとした気持ちになれますね。それが丹後の魅力でしょうか。
2008.08.08 Friday
丹後−夏の海 〈3〉