8月になり暑さが続くと、日本海沿岸の丹後地方では、空が晴れわたり、海が青く輝く日が多くなります。
丹後へ来て、海の青さに驚いた私は、なぜこんなに海が鮮やかな色なのか考えました。理由の一つは海水が澄み、砂が白い浜辺が多いからでしょうか。もう一つは海が北にあり、太陽を背に海を見るからでしょうか。誤っているかもしれませんが、自分ではこう考えて納得しています。
海に囲まれた日本ですが、多くの浜辺には工場やら人工物があり、自然に身をゆだねてゆったりと海を眺めるのは、特に都会人には難しいと思います。しかし、丹後の海岸には思う存分、自然があります。国道178号線を走っていると、このような風景を眺めながらドライブできることが、すごく贅沢な気がします。
私は丹後を、「初めてでも何か懐かしい、緩やかな時間が流れる、心のふるさと」と思っています。四季折々の豊かな表情を、都会生活を送る方々にも、ぜひ見ていただきたいと願っています。
今日の写真は、丹後半島北岸の海水浴場です。たとえ海水浴をされなくても、このような美しい色の海を眺めるだけで、真夏の旅を充分に楽しめることでしょう。
2008.08.04 Monday
丹後−夏の海 〈2〉