5月になり、日ごとに日差しが強くなってきました。
今回は、伊根から丹後半島東岸にかけて、晩春の様子をご案内します。
高台にある道の駅「舟屋の里伊根」(舟屋の里公園)へ行かれますと、伊根湾全体を見下ろすことができます。
この時季、湾を取り囲む山は木々の緑が明るく、盛夏のような濃い色にはなっておりません。なんとも柔らかな表情を見せています。
園内では、躑躅(つつじ)が赤・白・ピンクの花を咲かせ、非常に華やかです。
山の緑、海の青との色の取り合わせが、とても綺麗ですね。
舟屋の里公園を後にして、国道178号線から少し東側へ逸れ、細い道路を北へ向かいます。これまで何度かご紹介しました、秦の徐福(じょふく)伝説や千枚田のある新井(にい)への道です。
右側に、陽光に煌めく海が見えてきました。振り返りますと、伊根にかけて断崖が続いています。
新井の海岸近くの棚田では、一面に水が張られています。これも晩春の風物詩ですね。
丹後半島を一周する国道178号線は、風景が大層美しいので有名な道路ですが、伊根の北では山中を通っています。
お時間がありましたら、海側の道路を走ってみられても、丹後半島らしい美しい山海の眺望を、満喫できるのではないでしょうか。
2009.05.03 Sunday
伊根の晩春